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産褥期の過ごし方

産褥期の過ごし方

産褥期とは

産後6~8週間を、産褥期(さんじょくき)と言います。
妊娠・出産により変化した身体が、妊娠前の状態に回復していく期間です。

この期間は無理をせず、横になって休むことが望ましいです。

「意外と動ける!大丈夫そう!」と思って動きすぎてしまうのはNGです。

後になって、尿もれや子宮下垂、骨盤痛などの不調につながることがあります。

まずは安静に過ごしてくださいね。

 

重力は最大の敵。横になって過ごす

安静に過ごすのは、お産で消耗した体力や子宮の回復を促すためです。

そして大事なことがもうひとつ。

それは、骨盤の関節や骨盤まわりの筋肉に負担をかけないようにする為です。

産後は、骨盤がゆるゆるで不安定な状態です。
骨盤を安定させるお腹の筋力も落ちているし、骨盤の1番下にある「骨盤底筋群」という筋肉もダメージを受けています。

赤ちゃんを産んだとはいえ、まだ子宮も妊娠前の大きさには戻っていません。

この状態で動きまわったり、体を起こして重力がかかってしまうと、
子宮を含めた内臓の重みや上半身の重みがダメージを受けた骨盤まわりにかかってしまい、回復を妨げてしまいます。

なので、不安定な骨盤まわりに負担がかかりすぎないように、
赤ちゃんのお世話以外は、横になってゴロゴロして体を休めてくださいね。

産後の身体にとって、重力は最大の敵です。

 

ママじゃないとできない事だけやる

横になって休む時間を確保するためには、家族のサポートが必要です。

「これは、ママじゃないとできないことなのか?」
みんなで一緒に考えてください。

ママ以外でもできることはたくさんあります。
それらは、ご家族が積極的に行ってくださいね。
可能なら、行政サービス等の利用もいいのではないかと思います。

ママは、あれもこれもと頑張りすぎないこと。
今、最優先することは、休んで身体を回復させること+赤ちゃんの成長です。

その他の事は、躊躇せず後回しにしましょう。

とはいえ…。
そうもいってられないのが現実です。

サポートしてくれる家族が近くにいなかったり、上のお子さんがいたり…
動かざるを得ないのが現実だと思います。

そんな時にせめて気をつけてほしいことを、次回のブログにてお伝えしたいと思います。

 

まとめ

●産褥期は身体が妊娠前の状態に戻る期間。横になって安静に過ごす。
●ゆるゆるの骨盤や筋肉に負担をかけないこと。産後の身体にとって重力は最大の敵。
●ママじゃなくてもできることは、家族が積極的に。